原田工務店の一般住宅に対する基本的な理念は、全てにおいて循環、持続可能である事です。

生産段階で発生するゴミを最低限に抑える工法や、廃材を燃料として利用出来る無垢材を多用し、再利用出来ないゴミの出る新建材の使用を控えています。

   

材料の選択

地元産の木材で作る家は様々なメリットがあります。

薬剤、樹脂の使用されてない建材は、お客様の健康を阻害しません。

床から天井まで、木に囲まれたスペースは心を和ませます。

          

            山口県産木材で組まれた木組み

 内装仕上げ材料には土壁、漆喰、無垢木材を主とし、新建材を排除する方向で作ります。

年配の方々が口を揃えて“昔は火事で人が亡くなる事は稀だった”と言われる様に、新建材に含まれる樹脂類は、お客様の健康を害するだけでなく、火災時に発生する有毒ガスは、命まで危険にさらしてしまいます。

大切な家族の健康や命を奪う家は、住宅として問題があります。

家が寿命を迎える時、すみやかに土に帰る事も子供達の健康を守る事に繋がると考えます。

    

              土壁                                                           小舞

        土壁と漆喰、無垢の木で作られた内装

間取り

 太陽の光と風を取り入れる事で、空調に頼らず過ごせる家(パッシブソーラー)に取り組んでいます。

夏場の風と冬場の日差しをより多く取り入れる為に南の窓に十分な大きさを確保し、対面に通気出来る窓を設けます。

大きな窓ですが、夏場の日差しを遮る軒を設ける事で、涼しい風だけを取り入れます。

方位がパッシブソーラーには一番大切ですので、お客様の希望される間取りを取り入れながら打ち合わせさせて頂きます。

工法

 軸組については、手刻みで金物に頼らなくても十分な強度が保てる伝統工法で、垂直方向の継手は、わたり顎を基本とし、桁の鉛直方向の継手に関しては鉄輪継です。

プレカットで多用されているアリ・カマ継ぎは基礎に固定される土台部分のみの使用としています。 

       

            わたり顎              鉄輪継ぎ  

         

                       

施主様とご家族の健康と安全を守る事の出来る家、

将来にわたって持続、循環可能な家。

人間と共に年齢を重ね、古くなる事も良いと思える家。

最小限のエネルギーで暮らせる家。

子供達にゴミを残さない家!

そんな家を作る事が私達の使命であると考えています。

 

                         代表者 原田 芳郎

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